- グリーンボンドは、国際原則や環境省ガイドラインで掲げるグリーンボンドの核となる4つの要素(調達資金の使途、プロジェクトの評価と選定のプロセス、調達資金の管理、レポーティング)に適合している必要があります。
- また、発行体は、グリーンボンドが上記4つの要素に適合しているかについて、グリーンボンド・フレームワーク又は目論見書等の法定書類で説明し、外部レビューを活用することが重要な推奨項目となっています。
❺ グリーンボンド・フレームワーク
発行体は、透明性向上の観点から、グリーンボンド・フレームワーク又は目論見書などの法定書類において、グリーンボンド又はグリーンボンドのプログラムがグリーンボンド原則の4つの核となる要素(調達資金の使途、プロジェクトの評価と選定のプロセス、調達資金の管理、レポーティング)に適合していることを説明し、それらの文書を投資家が容易にアクセス可能な形式(HPなどのWeb上を含む)で参照できるように掲載すべきです。
また、発行体は、グリーンボンド・フレームワークにおいて、発行体の包括的なサステナビリティ戦略の文脈に沿って、関連する情報を要約することが望ましいです。この際に、グリーンボンド原則の5つのハイレベルな環境目的(気候変動緩和、気候変動適応、自然資源の保全、生物多様性の保全、汚染防止と管理)やガイドライン付属書1が参照され得ます。
更に、発行体は、プロジェクトの選定において参照されたあらゆるタクソノミー、環境基準、又は認証を公開することも奨励されます。基準・認証等を参照した場合には、参照した環境基準・認証等と実際のグリーンプロジェクト等がどの様に適合しているのかを併せて説明すること、加えて、外部の認証を活用する場合には、単に認証を満たすことだけでなく、それによって達成される環境改善効果についても説明することが望ましいです。
付属書1及び別表(2024/3月改訂版)はこちら