グリーンボンド等にて資金調達しようとする企業や自治体などに対して、外部レビューの付与、グリーンボンドフレームワーク整備のコンサルティング等により支援を行う資金調達支援者(登録支援者)に対して、その支援に要する費用を補助します。

対象グリーンボンド等の要件の概要

資金調達の使途・KPI

グリーンボンド、サステナビリティボンド、グリーンローンの支援の要件<補助率40%>

下記1及び2を満たすもの。

  1. (グリーンボンド・サステナビリティボンドの場合)フレームワークを公表済みであること。補助金申請時に未公表の場合は、発行までに公表すること。
  2. 以下のいずれかに該当すること
    ※サステナビリティボンドの場合は、調達資金の50%以上がグリーンプロジェクトに充当されるものであって、以下A)又はB)に該当するもの
  • 調達資金の金額の50%以上が、脱炭素関連部門では国内脱炭素化事業に、環境保全対策関連部門では国内脱炭素化以外のグリーンプロジェクト(気候変動適応、資源循環分野、生物多様性・自然資本分野等に関する事業)に充当されること
  • 調達資金の使途となるグリーンプロジェクトの件数の50%以上が、脱炭素関連部門では国内脱炭素化事業、環境保全対策関連部門では国内脱炭素化以外のグリーンプロジェクト(気候変動適応、資源循環分野、生物多様性・自然資本分野等)であること

(注)両方の部門に当てはまる場合は、脱炭素関連部門の補助事業に申請。

サステナビリティ・リンク・ボンド、サステナビリティ・リンク・ローンの要件<補助率70%>

応募部門において下記を満たすこと。SLB・SLLガイドラインとの適合について、KPI、SPTsについての審査の観点は、以下ボックスのとおり。

<脱炭素関連部門>
国内のエネルギー起源CO2の排出削減(国内脱炭素化)に資するKPIが一つ以上含まれていること。

<環境保全対策関連部門>
国内脱炭素化以外の環境改善(気候変動適応、資源循環分野、生物多様性・自然資本分野等)に資するKPIが一つ以上含まれていること。

(注)3年以内に資金調達を予定しているSLL/SLBについて、該当KPIの数が多い方の部門に申請。同数の場合は脱炭素関連部門で申請。

KPI 以下の全てを満たすこと
  1. 資金調達者のビジネスにとって関連性があり、マテリアルであり、高い戦略的意義を有すること
  2. 測定や定量化が可能であること
  3. ベンチマーク可能であること
SPT 1.以下を満たすこと。
  • KPIにおける重要な改善を表し、BAUを超えるものであること
  • 可能な場合は、ベンチマークや外部参照値と比較可能であること
  • 資金調達者の全体的なサステナビリティ/ESG戦略と整合していること
  • 資金調達前又は資金調達時にあらかじめ定められた時間軸に基づいて決定されること
2.以下の3つの観点のうち、少なくとも2つの観点を組み合わせて目標設定していること
  • 資金調達者自身の長期的パフォーマンス
  • 同業他社等との比較
  • 科学的根拠、国・地域・国際目標
ただし、上記3つの観点のうち2つが実質的に目標設定に使用出来ない場合、その詳細について合理的に説明すること。

資金調達者

国内に拠点を有する法人・自治体等

通貨・市場

円建て/外貨建て、外債/内債、公募債/私募債

準拠するもの

外部レビュー等において準拠するものは、グリーンボンドガイドラインのほか、発行市場や投資家層に応じてグリーンボンド原則、ASEAN Green Bond Standard、Climate Bonds Standard等選択可能。
ただし、グリーンボンドガイドラインに適合することを、発行までに外部レビュー機関が確認することが必要です。