ポイント

炭素集約型産業であるセメントセクターにおけるグリーンローン

  • 炭素集約型産業であるセメントセクターのグリーンローン。国際金融公社(IFC)は、セネガル最大の総合セメントメーカーであるSococim Industrie 社に対して、2億2,500万ユーロの融資を決定。また、アフリカの基材製造業に対するIFC初のグリーンローンとなる。
  • このローンを通じたセメント生産工場の近代化や代替燃料の利用を通じ、同社は世界で最も低い排出率でセメントを生産することが可能になる。

詳細

発行概要   実行年月 額(百万EUR) 融資期間 利率
1 2023/2 225 - -
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Sococim Industrie 社による初めてのサステナブル金融商品。
Sococim Industrie 社は、セネガル最大の総合セメントメーカーで、フランスのセメントメーカーVicat S.A.社の子会社。

サステナビリティ計画との関係
  • Sococim Industrie 社は、ウェブページにおいて、同社の全活動に伴うCO2排出量の削減、循環型経済の活用、採石場における生物多様性の保全を通じて、環境課題に取り組んでいることを表明(サステナビリティ関連の目標は確認できない)。
  • 親会社であるフランスのセメントメーカーVicat S.A.社では、グループ全体で、2030年までの目標として純直接排出を540kgCO2/セメント1トン換算まで低減させる(2019年比マイナス19%)こと、及び、2050年までに二酸化炭素回収・有効利用・貯留(CCUS)等も活用したカーボンニュートラルを達成する等の目標を掲げている。
    * 純直接排出とは、高温での原料変換と化石燃料の使用を含む直接排出を指す。
フレームワーク

Sococim Industrie 社のフレームワークはウェブサイトで確認できない。

調達資金の使途
  • セネガルの首都ダカール近郊にあるクリンカー(セメントの主要成分)の生産工場の近代化等。同社は、現在のクリンカー工場の一部の燃費改善、また、最大70%の代替燃料(バイオマス等)利用を計画。これより、2030年までに温室効果ガス排出量をCO2換算で年間312,000トン削減し、同社は世界で最も低い排出率でセメントを生産することが可能になる。
プロジェクト評価及び選定プロセス
  • IFCの方針に基づくと考えられるが、本ローンに関する事業の詳細情報が確認できず。
調達資金の管理
  • IFCの方針に基づくと考えられるが、本ローンに関する事業の詳細情報が確認できず。
レポーティング
  • IFCの方針に基づくと考えられるが、本ローンに関する事業の詳細情報が確認できず。
外部レビュー
  • IFCの方針に基づくと考えられるが、本ローンに関する事業の詳細情報が確認できず。
  • 出所: Environmental Finance Data (2023) “Borrower: Sococim Industrie ”、 IFC (2023) “IFC and Sococim Partner in Landmark Deal to Boost Low-Carbon Cement Production in Senegal”、 Sococim Industrie (2023) “To Respect the Environment、VICAT(2021)” Climate Strategy Day – 16 November 2021””等を基に環境省作成