2018年6月、グリーンボンド原則の事務局であるInternational Capital Market Association (ICMA)は、当該会員を対象としてグリーンボンド購入(投資)に関する調査を行い、その結果概要を発表しました。
主要点は以下のとおりです。
- 本調査は、オンラインによるYes/Noタイプの質問状形式で行われ、51社からの回答を得てまとめられた。
- グリーンボンド原則に基づくグリーンボンドを購入しているのは回答者の88%。
- 全体投資額においてグリーンボンドへの投資の目標配分値を定めているのは回答者の22%。
- グリーンボンド投資にあたり、当該債券が化石燃料を除外するとしているのは回答者の67%。また、原子力発電を除外するとしているのは70%。
- 発行体によるインパクトレポートの内容に満足していると感じているのは回答者の43%
グリーンボンド、ソーシャルボンド、サステナビリティボンド購入にあたり、外部レビューが必要であるとしているのは回答者の63%。 - 発行体のESGスコアが平均値より低いと判断する場合に、グリーン、ソーシャル、サステナビリティボンドの各原則に則る債券に投資するのは回答者の74%。
ICMA ‘Summary of Investor Survey among GBP/SBP Buy-Side - Members & Observers’を基に環境省作成