2018年9月13日、米国カリフォルニアで開催されたグローバル気候アクションサミットにおいて、グローバルグリーンボンドパートナーシップ(Global Green Bond Partnership: GGBP)の設立が発表されました。GGBPは、メンバー機関が協働し、技術支援、キャパシティービルディングや保証、革新的ファンド設立の支援などの金融ツールを通じてグリーンボンドの発行を促進します。GGBPの具体的な活動計画などは、今後メンバー機関で決定する予定ですが、以下は、GGBPの概要です。
1. 予定されている活動の内容
- グリーンボンド発行のための取り組みを協働して実施する(例:AmundiのPlanet Emerging Green One Fundを補完した、IFCのサポートプログラム)。
- グリーンボンド発行のための必要事項やその障害などの特定が短時間で可能となるよう、発行体向けのグリーンボンドの準備フレームワーク及びツールキット策定について協働する。
- 技術支援やキャパシティービルディングを協働して提供する。
- グリーンボンド発行プロセス策定の支援のため、グリーンボンドプレッジ(Green Bond Pledge)*の署名機関に技術支援を提供する。
2. GGBPの設立メンバー
- Amundi
- Ceres
- Climate Bonds Initiative
- 欧州投資銀行(EIB)
- Global Covenant of Mayors for Climate & Energy
- ICLEI - Local Governments for Sustainability
- 国際金融公社(IFC)
- Low Emissions Development Strategies Global Partnership (LEDS GP)(事務局)
- 世界銀行
世界銀行 ’’Launch of the Global Green Bond Partnership: Scaling Finance for Subnational and Corporate Climate Action through Green Bonds’’、Green Bond Pledge ‘’About the Green Bond Pledge’’ を基に環境省作成
*グリーンボンドプレッジとは、グリーンボンド市場の迅速な成長、グリーンボンド戦略の策定を宣言するイニシアティブを指す。