1.取りまとめの経緯
我が国におけるESG地域金融の普及に向けた、金融機関の地域における役割を再認識、現状把握や実践に向けた論点の整理、共有を目的として、令和2年3月ESG金融ハイレベル・パネルの下に「ESG地域金融タスクフォース」を設置しました。
本タスクフォースでは、計4回にわたる検討及び関係者との意見交換会において、
持続可能な社会の形成に向けた金融機関の役割について議論を行うとともに、委員及び各市場関係者より提示された様々な御意見をもとに、令和3年4月、「持続可能な社会の形成に向けたESG地域金融の普及展開のための共通ビジョン」を取りまとめました。
2.「持続可能な社会の形成に向けたESG地域金融の普及展開のための共通ビジョン」の内容
この「共通ビジョン」は、地域金融機関がESG地域金融に本業として積極的に取り組む上で、共有すべき考え方を示す目的として作成したものです。
本ビジョンでは地域金融機関が目指すべき方向性と求められる取り組みに関して、
(1)ESG地域金融の意義
(2)「目指すべき姿」の共有とエコシステム構築
(3)関与のあり方とインパクトの視点
(4)経営層によるコミットメント
という4点の共有すべき考え方を示すとともに、地域における各ステークホルダーとの連携のみならず、政府のサポートや知見等を適切に利用することも必要との整理を行いました。
添付資料より御参照ください。
3.「ESG地域金融タスクフォース」参加組織名
(委員・オブザーバー所属機関・企業)
- 全国銀行協会、全国地方銀行協会、第二地方銀行協会、全国信用金庫協会、全国信用組合中央協会
- 九州フィナンシャルグループ、神戸大学、滋賀銀行、日本政策投資銀行、三井住友信託銀行
- 金融庁、国土交通省、内閣府、21世紀金融行動原則(敬称略)