グリーンローン組成の一般的スキーム
グリーンローン組成における一般的なスキームは以下の通りです。借り手と貸し手に加えて、環境性に関する外部レビュー機関が関与する部分が通常のローンと異なる部分です。
グリーンローン関係者
借り手
グリーンローン等の借り入れを行う者。例として、自らが実施するグリーンプロジェクトの原資を調達する一般事業者(専らグリーンプロジェクトのみを行うSPCを含む。)、グリーンプロジェクトに係る原資を調達する地方自治体等が挙げられます。
貸し手
グリーンローンの組成をアレンジする金融機関。融資判断に当たり、借り手のグリーンプロジェクトの環境改善効果の評価やインパクトの大きさ等について、適切に見極めた上で、融資を実行することが期待されています。また、融資後に借り手の資金管理状況や想定したインパクトの発現有無を確認することが望まれます。
外部レビュー機関
グリーンローンにより調達した資金使途の適切性や、グリーンプロジェクトによる環境改善効果等を客観的に評価する機関(監査法人・認証機関等)。