海外での組成事例 Gildan Activewear（カナダ、飲料品）：サステナビリティ・リンク・ローン概要

Gildan Activewear社による初めてのサステナビリティ・リンク・ローン（サステナビリティ・リンク・ リボルビング・クレジット・ファシリティー）。同社は、アパレル、下着、靴下を製造する世界最大級の（自社で全行程を一括して行うことが可能な設備を有する）垂直統合型メーカー。
フレームワークは同社のウェブ上では確認できないが、同社のプレスリリースにおいて、SLLおよびそのSPTsについて発表している。

• ローン締結に先だち、2022年1月、Gildan Activewear社のアパレル製造の魅力の強化、次世代ESG戦略メッセージ等の推進を目的とした「Gildan Respect ESG」キャンペーンを開始。同キャンペーンにおいて、５項目（気候変動、循環経済、長期的価値創出、人材管理、透明性と情報開示）について2030年までの目標を掲げている。以下は、そのうち同SLLのSPTsに関連する３項目である。
  • 気候変動：2030年までにスコープ1と2のCO2排出量を30％削減。また、気候変動に関連する水関連リスクに対処するため、2030年までに自然界からの取水量を20%削減。
  • 循環経済：より持続可能でかつ高い透明性を確保した原材料の調達と、持続可能な廃棄物管理のイニシアチブ強化。これには、2025年までに持続可能な綿花の調達を100%にすること、また、2027年までにリサイクルされたポリエステルまたは代替繊維・糸の調達を30％にすることを含む。また、2027年までに製造廃棄物ゼロを達成し、2027年までにリサイクルまたは持続可能なパッケージとトリム（縁取りなどの装飾）素材使用を75％にする。
  • 人材管理：2028年までにすべての自社所有・運営施設でISO 45001の認証を取得。2027年までにディレクタークラス以上の役職でジェンダー公平性を達成する計画。

• 気候変動：SBTiとパリ協定の目標達成に必要な脱炭素化のレベルに合わせて、2030年までにスコープ1およびスコープ2のGHG排出量を30％削減する。
• 循環経済：2027年までに、パッケージとトリムの75%にリサイクル素材またはサステナブル素材を使用する。
• 多様性・公平性・インクルージョン（包摂性）： 2027年までに、同社の取締役以上の従業員グループにおいて、男女平等を達成する。

• スコープ１とスコープ２のGHG排出削減量（％）
• リサイクル・サステナブル素材の割合
• 取締役以上の男女比率

• 不明（ウェブサイトにおける情報開示確認できず）。

• 不明（ウェブサイトにおける情報開示確認できず）。

• 不明（ウェブサイトにおける情報開示確認できず）。