環境省では、サステナビリティ・リンク・ローンのグリーン性に関する信頼性の確保と、借り手のコストや事務的負担の軽減との両立につなげ、国内におけるサステナビリティ・リンク・ローンの普及を図ることを目的として、2020年3月にサステナビリティ・リンク・ローンガイドライン2020年版を作成しました。
本ガイドラインは、サステナビリティ・リンク・ローンの市場において国際的に広く認知されているSLLP(サステナビリティ・リンク・ローン原則)との整合性に配慮しつつ、借り手、貸し手、その他の関係機関の実務担当者がサステナビリティ・リンク・ローンに係る具体的対応を検討する際に判断に迷う場合に参考とし得る、具体的対応の例や国内の特性に即した解釈を示しています。
同時に、グリーンウォッシュ(実際は環境改善効果等がないにも関わらず、環境面で改善効果があると称すること)を防止することに留意しています。
また、2022年7月には国際原則の改訂に合わせ、グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイドライン2022年版を策定しました。