発行概要 |
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発行年月 |
額(百万USD) |
償還期日 |
利率 |
1 |
2017/9/13 |
715.98 |
2027/9/13 |
1.5% |
中長期計画とグリーンボンド |
- フランスにおいてGHG排出量の約25%が不動産部門であるとの認識のもと、Icade社はGHG削減に向け野心的な目標を設定。2019‐2022年の新戦略において以下の目標値を設定。
- ① 商業ビルおよびビジネスパークにおいて二酸化炭素排出量を2025年までに45%削減(kg/床面積/年。2015年比)
- ② 全ての新築商業ビルは2022年までにHQE認証を取得
- ③ 生物に配慮したビジネスパーク(開発前と後で緑化面積等がネット増)の比率を2022年までに50%以上とする。
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フレームワーク |
- 2017年に作成されたグリーンボンドフレームワークの概要は以下のとおり。
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調達資金の使途 |
- グリーンビルディング(商業ビル、ビジネスパーク、病院等医療施設)で以下の基準を満たすもの:
- ① グリーンビルディング認証であるBREEAM(イギリス建築研究所建築物性能評価制度)またはHQE(フランス高環境品質)取得
- ② 公共交通からの距離が400メートル以内
- ③ オーナーとテナントが環境行動計画について協議するグリーンリース委員会(Green Lease Committee)の存在あるいは設置予定
- 省エネ(LED等で20%以上の省エネを達成するもの)
- 再生可能エネルギー(太陽光、風力、地熱)
- 環境配慮型輸送(電気自動車、低炭素輸送手段)
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プロジェクト評価及び選定プロセス |
- 同社の投資及びサステナビリティ政策に沿って事業を選定。財務責任者と関係部門長(不動産投資、ポートフォリオ管理、CSR等)から構成されるグリーン委員会(Green Committee)が適格事業を評価し選定する。同委員会は、調達資金分配等進捗に関する報告も受けこれをレビューし承認する。
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調達資金の管理 |
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レポーティング |
- 調達資金の配分額、調達資金が充当されたプロジェクトリスト、環境効果を最低年1回で開示。また、不動産部門における炭素削減量算定方法を発刊。レポーティングは自社ホームページにおいて行う。
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外部レビュー |
- 2017年、グリーンボンドフレームワークに対するセカンドオピニオン(Sustainalytics)
- 資金使途と未配分資金および資金使途の適格性について、毎年外部監査(PricewaterhouseCoopers)。
- セカンドオピニオンおよび外部監査の結果は自社ホームページにて開示。
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