発行体名 |
Kommuninvest |
国 |
スウェーデン |
発行(年・月) |
2018年4月 |
発行金額 |
30億クローナ |
利率 |
0.125% |
償還期間 |
3年 |
調達資金の使途 |
再生可能エネルギー、エネルギー効率、グリーンビルディング、クリーン運輸、廃棄物管理、水・廃水管理、気候変動適応策、環境管理、に関連するグリーンローン |
プロジェクトの評価及び選定のプロセス |
同社の融資部門が適格プロジェクトを選定し、同社グリーンボンド環境委員会が承認。 |
調達資金の管理 |
内部規則に従いトラッキングし、外部監査によって検証。 |
レポーティング |
適格プロジェクトの概要や期待される影響等に関する年次レポートを発行。 |
外部レビュー |
セカンドオピニオン(Cicero) |
特徴等 |
- Climate Bonds Initiative (CBI)が選出する高品質なレポーティング優良事例の一つ
- 案件選定・評価に係るより詳細な情報(グリーンボンド全体に対する適格プロジェクトのコミットメント額、これまでのグリーンボンド発行額や発行残高など)を公開。
- 2016年において最大規模のスウェーデン・クローナ建てグリーンボンド発行額
- スウェーデンは、2045年までに温室効果ガスの大気への純排出量をゼロにするという目標を掲げ、世界初の脱化石燃料国家になることを目指している。また、環境・気候変動に関する取組みは主に地方自治体が主導しており、同社の役割は、地方自治体に安定した費用対効果の高い資金を提供することである。スウェーデンの地方自治体が行った対外資金調達のうち、同社の投資は、2017年度末時点で50%を占めており、80の市町村及び146の適格プロジェクトが含まれている。
- 同社のグリーンボンド適格プロジェクトは、スウェーデンの国家環境目標に沿ったものが求められ、化石燃料使用(泥炭含む)の固定化につながるインフラ投資プロジェクトは承認しないとしている。
- 2017年までに発行されたグリーンボンドの成果として、グリーンビルディング・プロジェクトで26.3GWhのエネルギー使用削減、再生可能エネルギー・プロジェクトで2.1TWhの年間再生可能エネルギー発電量及び487,678トンのCO2排出回避、また、エネルギー効率・プロジェクトで110.8GWhの省エネが期待されるとしている。
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