発行体名 |
Iberdrola |
国 |
スペイン |
発行(年・月) |
2018年6月 |
発行金額 |
7.5億ユーロ |
利率 |
- |
償還期間 |
8年 |
調達資金の使途 |
再生可能エネルギー、スマートグリッド、送配電網 |
プロジェクトの評価及び選定のプロセス |
同社内の環境ビジネスチームが適格プロジェクト一覧表を策定し、財務部門がサステナビリティ部門・法務部門・CSR部門と確認し、適格プロジェクトを選定。 |
調達資金の管理 |
同社の財務部門の流動性資産ポートフォリオとして管理 |
レポーティング |
グリーンボンドによる調達資金の配分、環境面にもたらす便益等に関し、年次サステナビリティレポートの中で公開。 |
外部レビュー |
セカンドオピニオン(Vigeo Eiris) |
特徴等 |
- Climate Bonds Initiative (CBI)が選出する高品質なレポーティング優良事例の一つ。
- 案件選定・評価に係るより詳細な情報(全ての適格プロジェクト名、調達資金の配分、環境影響、エネルギー容量など)を公開。
- Environmental Finance誌「Green Bond Awards 2017」の企業部門でBiggest issuer賞を獲得。
- 同社は、持続可能な開発目標(SDGs)を同社の事業戦略とサステナビリティ方針に関連付け、2050年までにカーボンニュートラル化するという目標を掲げている。また、その実現のためにクリーンエネルギー、スマートグリット、電力ストレージ及びデジタル化などに注力している。グリーンボンド発行による調達資金の使途として、主に再生可能エネルギー関連プロジェクトに活用し、SDG7(エネルギー)に貢献すると位置付けている。
- 同社は、グリーンボンドを含めた「グリーンファイナンシング」を、同社の資金分配に関する投資家への情報開示をする際の、また、自社の持続可能性への取組みを評価するための、重要なツールになると位置づけている。また、社会的責任投資(SRI)の観点から、グリーンボンド発行により、投資家基盤の多様化と需要の拡大を続けることができるとしている。
- 同社が2017年までに発行したグリーンボンドによる環境上の便益として、再生可能エネルギー発電量が5,896GWhに達したとしている。
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