Climate Bonds Initiative(CBI)は、今年9月の「クライメート・ウィーク・ニューヨーク(Climate Week NYC 2018)」において、グリーンボンド市場状況に関する最新レポート「Bonds and Climate Change: the State of the Market 2018(債券と気候変動:2018年の市場状況)新しいタブまたはウィンドウで開く」を公表しました。

同レポートの主要点は以下のとおりです。

  1. 本調査で特定されたラベル付きグリーンボンド(以下、「グリーンボンド」)発行体総数は498発行体(発行総残高3,890億米ドル)、気候に関連した債券全体(発行総残高1兆2千億米ドル)の32%を占める。(参考)
  2. グリーンボンド発行残高で上位を占める3カ国は、米国、中国、次いで、フランス。
  3. グリーンボンド発行残高が大きい上位3発行体は、米国連邦住宅抵当公庫(377億米ドル)、欧州投資銀行(260億米ドル)、次いで、ドイツ復興金融公庫(152億米ドル)。
  4. グリーンボンド発行残高で上位を占める3部門は、マルチセクター部門(1,790億米ドル)、エネルギー部門(900億米ドル)、次いで、ビルディング部門(700億米ドル)。
  5. MBS(不動産担保証券)、ABS(資産担保証券)やカバードボンドといった特殊な債券形態を活用するグリーンボンドは当該市場全体の27%を占める。うちMBSは36%と上位にランク。

(参考)本調査では、気候に関連した債券(climate-aligned bond universe)を、①グリーン事業収益が95%を超える発行体による債券(fully climate-aligned)、②グリーン事業収益が75~95%の発行体による債券(strongly climate-aligned)、③ラベル付きグリーンボンド、の3つに区分し、2005年1月から2018年6月までの当該債券発行残高を集計。

Climate Bonds Initiative “Bonds and Climate Change State of the Market 2018 report: Total USD1.45tn in green and climate-aligned bonds – Launch at Climate Week NYC” をもとに環境省作成