グリーンボンド発行フロー

企業や地方自治体等がグリーンボンドを発行する場合、通常の社債や地方債、証券化商品等の発行手続に加えて、グリーンボンドとしての条件を満たすためにグリーンプロジェクトの評価・選定プロセスの検討や環境改善効果の算定・レポーティング等の追加的な手続が必要となります。

グリーンボンド発行時に必要な手続き
  通常の発行手続き グリーンボンド発行時の追加手続
発行準備01
  • 発行計画の検討
  • 格付取得
  • 証券会社の引受審査
  • ドキュメンテーション
  • プレ・マーケティング

①グリーンボンド発行における手続きを検討

  • 調達資金の充当対象プロジェクトの範囲を検討
  • グリーンプロジェクト評価・選定プロセスの検討
  • 見込まれる環境改善効果の算定
  • 調達資金の管理方法・レポーティング方法の検討

②グリーンボンドフレームワークの策定

➂外部機関による発行前レビューの取得

債券発行02
  • 発行条件(発行価額・利率等)の決定
  • 投資家からの払込
 
資金管理03
  • 調達資金の管理
  • プロジェクトへの投資実行
  • グリーンボンドによる調達資金の追跡管理
利払い情報開示04
  • プロジェクト実施
  • 年次報告
  • 環境改善効果の算定・レポーティング
  • 外部機関による発行後レビューの取得
満期償還05
  • 償還価額に基づき償還
  • リファイナンス(必要に応じ)
 
  • ※リファイナンスの場合、充当予定プロジェクトの概要、資金管理方法、環境改善効果等についての開示
  • ※グリーン性を有するサステナビリティボンドにあっては、グリーンをサステナビリティに読み替えて適用することが可能